6/09/2013

TSURU

先日、祖母が他界しました。96歳でした。
告別式には生前お世話になっていたケアセンターの職員の方も参列してくれました。

手先が衰えないようにとセンターでは鶴を折る時間がありました。
母は毎日帰ってきた祖母よりそれを受け取り保管していたのです。

そんな折り鶴を一緒に棺に入れてくださいと、職員の方にお願いすると、
“取っておいていただいたんですね、ありがとうございます。”
と涙ながらに母にお礼の声を掛けてくれていました。

祖母の棺はお花と折り鶴、皆の涙でいっぱいになりました。


一生懸命折っていた祖母。
その鶴を大事に保管していた母。
その行為に感謝をしてくれたセンターの方。

折り鶴には色々な思いがあり、気持ちが込められていました。
祖母が何を思い、毎日折っていたのか今となっては知るすべはありません。
ですが、残されたものには伝わる感動がありました。
言葉では表現出来ない、心揺さぶるものがありました。


ありがとうね、おばあちゃん♡